
ジャクソン5(The Jackson 5)といえば、「I Want You Back」や「ABC」、「I’ll Be There」などの大ヒット曲を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
もちろん、これらの曲も素晴らしい名曲です。
しかし、ジャクソン5には、ヒット曲だけでは語り尽くせない魅力があります。
今回紹介したいのは、1970年に録音され、1995年発売のCD4枚組ボックスセット『Soulsation! (25th Anniversary Collection)』で世に出たレア音源「We Can Have Fun」です。
私がジャクソン5で一番好きな曲でもあります。
この曲、ただの未発表曲ではありません。
曲の途中で曲調が変わるだけでなく、メインボーカルまでマイケル・ジャクソンから兄のジャーメイン・ジャクソンへとバトンタッチするのです!
まるで1曲の中に2曲が詰め込まれているような、実に面白い楽曲です。
今回は、そんな「We Can Have Fun」の魅力と、この曲を収録した4枚組アルバム『Soulsation!』について紹介します。
1. 「We Can Have Fun」の最大の魅力は、途中でメインボーカルが交代すること!
この曲を初めて聴くと、まず耳を引きつけられるのが前半のサウンドです。
前半はマイケルのエネルギッシュな歌声!
曲の前半では、マイケル・ジャクソンの若々しく、エネルギーに満ちた歌声が楽しめます。
初期ジャクソン5らしい弾けるようなソウルサウンドに、当時まだ少年だったマイケルの伸びやかなボーカルが重なります。
11歳頃とは思えない歌唱力は、さすがマイケルといったところ。
思わず体を動かしたくなるような勢いがあり、初期ジャクソン5の魅力がぎゅっと詰まっています。
ところが、この曲の面白さはここで終わりません。
途中から兄のジャーメインにバトンタッチ!
曲が進むと、雰囲気がガラリと変わります。
なんと、ここでメインボーカルがマイケルから兄のジャーメイン・ジャクソンへと交代するのです。
マイケルの若々しく勢いのある歌声から、ジャーメインの歌声へ。
歌い手が変わることで、曲の印象まで変化していきます。
同じ兄弟によるボーカルなのに、それぞれの個性が感じられるのが面白いところです。
普通なら、1曲を通して同じボーカリストが歌い続けることも多いもの。しかし、この曲では途中で主役が交代するため、聴いている側も新鮮な気持ちで楽しめます。
曲調の変化に加えて、メインボーカルまで交代する。これが「We Can Have Fun」の大きな魅力です。
まるで別の曲が始まったかのような感覚があり、「1曲で2曲分楽しめる」と言いたくなります。
ジャクソン5の有名曲をたくさん聴いてきた人にも、ぜひ一度耳を傾けてほしいナンバーです。
2. 1970年に録音された、ジャクソン5のレア音源
「We Can Have Fun」は、ジャクソン5のアルバム『ABC』の制作セッション中に録音された楽曲です。
録音日は1970年2月11日とされています。
当時のマイケルは11歳頃、ジャーメインは15歳頃。
まだ若い兄弟が、それぞれの持ち味を生かして歌っているのですから驚かされます。
ジャクソン5というと、どうしても「I Want You Back」や「ABC」といったヒット曲に注目が集まりがちです。
しかし、こうしたレア音源を聴くと、シングルとして発売された曲だけではわからない一面が見えてきます。
なぜ当時発売されなかったのか、と思いたくなるほど、聴きどころのある楽曲です。
もちろん、未発表になった理由を断定することはできません。それでも、後年になってこのような音源を聴けるようになったのは、ファンにとってうれしいことではないでしょうか。
3. この曲を収録した4枚組アルバム『Soulsation!』が面白い!
「We Can Have Fun」を聴くなら、ぜひ知っておきたいのが1995年発売のボックスセット『Soulsation! (25th Anniversary Collection)』です。
この作品は、ジャクソン5のモータウン時代を振り返るCD4枚組のコレクションです。
有名なヒット曲だけでなく、レア音源にも触れられるのが魅力です。
Disc 1〜3はおなじみの名曲が充実
Disc 1〜3には、「I Want You Back」「ABC」「I’ll Be There」など、ジャクソン5を代表する楽曲が収録されています。
ジャクソン5の黄金期を振り返りながら、ヒット曲の数々をまとめて楽しめる構成です。
懐かしい曲を聴きたい人はもちろん、ジャクソン5の音楽をまとめて聴いてみたい人にも向いています。
Disc 4はレア音源好きに注目してほしい1枚
そして、今回の主役である「We Can Have Fun」が収録されているのがDisc 4です。
このディスクは「Rare & Unreleased」と題され、通常のヒット曲集とはひと味違った内容になっています。
「We Can Have Fun」のほかにも、「A Fool for You」「Jamie」「Ask the Lonely」などの楽曲が収録されています。
ヒット曲を聴くだけではわからない、ジャクソン5の音楽活動の奥深さを知るきっかけになるでしょう。
マイケルのボーカルが好きな人はもちろん、ジャーメインの歌声にも注目して聴いてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
4枚組というボリュームもあり、ジャクソン5の音楽をじっくり楽しみたい人には興味深いコレクションです。
4. 「We Can Have Fun」はどこで聴ける?
「We Can Have Fun」を聴いてみたい方は、まずYouTubeでチェックしてみてください。
こちらの動画で、ジャクソン5の「We Can Have Fun」を聴くことができます。
この曲を聴くときに注目してほしいのが、途中でメインボーカルが交代するところです。
前半ではマイケル・ジャクソンの伸びやかな歌声が曲を引っ張りますが、途中から兄のジャーメイン・ジャクソンへとバトンタッチ。歌声が変わるだけでなく、曲の雰囲気までガラッと変わるのが、この曲の面白いところです。
初めて聴く方は、ぜひ最後まで聴いてみてください。「あれ? 途中から歌っている人が変わった?」と気づいた瞬間、この曲の魅力がより深く感じられるはずです。
なお、この音源はアルバム『Soulsation!』に収録された楽曲です。ジャクソン5の少し珍しい一面を楽しみたい方にもおすすめです。
まとめ:マイケルからジャーメインへ!1曲で2度楽しめるジャクソン5の隠れた名曲
今回紹介した「We Can Have Fun」は、ジャクソン5の有名なヒット曲とはまた違った面白さを持つ楽曲です。
注目したいポイントは、次の3つです。
- 途中でメインボーカルが交代する! 前半のマイケルから、兄ジャーメインへと主役がバトンタッチします。
- 曲調も変化する! 歌い手の交代と曲の展開が重なり、1曲の中で異なる雰囲気を楽しめます。
- 4枚組『Soulsation!』で聴けるレア音源! ヒット曲だけではわからないジャクソン5の魅力に触れられます。
個人的に面白いと感じるのは、やはり途中でメインボーカルが交代するところです。
マイケルの歌声を楽しんでいたら、いつの間にかジャーメインが主役になっている。この変化が、曲に独特の面白さを生み出しています。
ジャクソン5といえばヒット曲しか知らないという人も、「We Can Have Fun」を聴けば、新しい魅力を発見できるかもしれません。
ぜひ一度、この隠れた名曲を聴いてみてください。そして気に入ったら、4枚組ボックスセット『Soulsation!』にも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
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