
「りんごは好きなのに、ふかふかしたりんごは食べてくれない……」
子どもがいる家庭では、こんな経験はないでしょうか。
わが家でも、りんごを切って出したところ、シャキシャキしたものは食べるのに、少し食感が変わったりんごはあまり食べてくれないことがあります。
味が嫌いというより、「ふかふか」「モサモサ」とした食感が苦手なのかもしれません。
そこで気になったのが、
「スーパーで買うときに、ふかふかのりんごを見分けられないの?」
ということ。
りんごを指で強く押して確かめるのは、商品を傷めてしまいそうで少し気が引けます。
できれば、見た目を中心に、なるべく触らずにシャキシャキしたりんごを選びたいところです。
この記事では、子どもがふかふかしたりんごを嫌がる家庭向けに、スーパーでりんごを選ぶときに確認したいポイントをまとめました。
そもそも、りんごが「ふかふか」になるのはなぜ?
りんごは収穫したあとも時間とともに変化していきます。
保存期間や温度などの条件によって、購入したときにはシャキシャキしていたりんごが、時間が経つと柔らかく感じられることもあります。
特に、りんごを切ったときに、
- シャキッとした歯ごたえがない
- 果肉が柔らかい
- モサモサした感じがする
- 水分が少なく感じる
といった状態になると、子どもによっては「ふかふかして嫌」と感じることがあります。
ただし、見た目だけで果肉の食感を完全に判断することはできません。
そのため、今回紹介する方法は「ふかふかを100%見抜く方法」ではなく、ふかふかのりんごをできるだけ避けるための選び方として考えてください。
赤りんごと青りんごなら、どっちがいい?
「青りんごのほうが硬そう」と思う人もいるかもしれません。
でも、実際には赤いか青いかだけで、りんごの硬さを判断することはできません。
りんごは品種によって、果肉の硬さや食感が違います。
例えば、黄緑色の「王林」もありますし、黄色い「シナノゴールド」もあります。
一方で、赤い「ふじ」もシャキシャキした食感が楽しめる代表的な品種です。
つまり、
「赤か青か」よりも「何という品種なのか」を見るほうが大切
です。
シャキシャキしたりんごを選ぶなら「品種」を見る
子どもがふかふかした食感を嫌がるのであれば、まずは品種を確認してみましょう。
ふじ・サンふじ
スーパーでも比較的見つけやすい、身近なりんごです。
シャキシャキした食感が好きな人には、選択肢にしやすい品種です。
「どの品種を選べばいいか分からない」という場合は、まず「ふじ」や「サンふじ」を試して、子どもの反応を見てみるのもよさそうです。
シナノゴールド
黄色い皮が特徴のりんごです。
見た目は赤いりんごとはかなり違いますが、果肉は硬めで、パリッとした食感を楽しみやすい品種です。
さらに貯蔵性にも優れているため、秋以外の時期にも見かけることがあります。
つがる
夏から秋にかけて出回ることが多い品種です。
りんごのシーズンが始まるころに見かけることが多く、早い時期にシャキシャキしたりんごを探したい場合の候補になります。
トキ
黄色いりんごで、甘みと香りが特徴です。
シャキシャキした食感を楽しみたい場合にも候補になる品種です。
黄色いりんごを見かけたら、品種名を確認してみるのもおすすめです。
王林
黄緑色の見た目から「硬そう」と思ってしまいますが、やはり色だけで硬さを判断するのは難しいです。
王林は香りがよく、甘みの強いりんごとして知られています。
「硬さ」だけではなく、甘さや香りも含めて子どもの好みに合うか試してみるとよいでしょう。
りんごを触らずに見分けるポイント
ここからが、スーパーで実際にりんごを選ぶときのポイントです。
まずは、できるだけ触らずに目で確認できるところを見ていきます。
表面にシワがないか
まず確認したいのが皮の状態です。
表面に目立つシワがあるものより、ハリがあって、みずみずしく見えるものを選びます。
シワだけで食感を判断することはできませんが、鮮度を考えるうえでのひとつの目安になります。
傷やへこみがないか
次に確認したいのが傷やへこみです。
大きな傷やへこみ、茶色く変色している部分などがないか確認します。
特に、一部分だけ明らかに傷んでいるものは避けたほうが無難です。
お尻の部分を確認する
りんごを選ぶときは、軸の反対側にある「お尻」の部分を見る方法もあります。
品種によって違いがありますが、全体の色づき方を見るときの参考になります。
ただし、
「お尻が赤い=必ずシャキシャキ」
という意味ではありません。
りんごは品種によって色づき方が違うため、あくまで選ぶときの補助的なチェックポイントとして考えましょう。
ツル(軸)の状態を見る
りんごの上側にあるツルも、選ぶときに確認してみたい部分です。
ツルが極端に乾燥しているように見えないかなど、全体の状態と合わせて確認します。
ただし、これも「ツルを見れば硬さが分かる」というものではありません。
表面・お尻・ツルなどを総合的に見るためのポイントとして考えるのがおすすめです。
持てるなら「重さ」もチェック
「なるべく触らずに」という今回の目的からすると、重さは少し例外です。
でも、りんごを購入するために手に取るのであれば、同じくらいの大きさのものを持ち比べて、ずっしり感じるものを選ぶという方法もあります。
りんごは水分を多く含む果物なので、同程度の大きさなら、持ったときの重さをひとつの参考にできます。
ただし、
「重いりんご=絶対にシャキシャキ」ではありません。
品種や保存状態などによっても食感は変わるため、重さだけで判断せず、品種や見た目と組み合わせて考えましょう。
「触らずに選ぶ」なら、この順番がおすすめ
スーパーでりんごを選ぶときは、次の順番で確認すると簡単です。
品種を見る
↓
表面のシワを見る
↓
傷やへこみを見る
↓
お尻の色づきを見る
↓
ツルの状態を見る
↓
最後に、持てるなら重さを確認する
これなら、最初からりんごを指で押して硬さを確認する必要はありません。
時期によって、シャキシャキのりんごは変わる?
りんごは秋のイメージが強いですが、品種によって収穫時期が異なります。
また、収穫したりんごを保存して、時間をずらして販売することもあります。
そのため、
「秋なら全部シャキシャキ」「春になると全部ふかふか」
という単純な話ではありません。
ただし、季節によって店頭で見かけやすい品種が変わるため、時期ごとに品種を意識すると、りんご選びがしやすくなります。
月ごとのりんご選びの目安
シャキシャキした食感を重視する場合の、品種選びの目安です。
| 時期 | 品種の例 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 8~9月 | つがる・きおうなど | 早生品種をチェック |
| 9~10月 | つがる・トキなど | 品種名を確認 |
| 10~11月 | シナノスイート・トキなど | 食感の好みで選ぶ |
| 11~12月 | ふじ・サンふじ・シナノゴールドなど | シャキシャキ系を選びやすい |
| 1~3月 | ふじ・シナノゴールドなど | 保存状態も確認 |
| 春~夏 | 貯蔵性の高い品種など | 品種と見た目を確認 |
これはあくまで目安です。
産地や収穫時期、貯蔵方法などによって、店頭に並ぶ時期は変わります。
「この月ならこの品種」と決めつけるのではなく、スーパーで見つけた品種を確認して選ぶくらいに考えるとよいでしょう。
買った後の保存方法も大切
シャキシャキしたりんごを選べても、家で長期間そのままにしておくと、食感が変化することがあります。
すぐに食べない場合は、りんごに適した環境で保存することも大切です。
特に暖かい時期は、室温に長く置かないように注意しましょう。
また、りんごは保存中にエチレンガスを出すため、ほかの野菜や果物と一緒に保存するときにも注意が必要です。
「せっかくシャキシャキのりんごを買ったのに、食べるころには柔らかくなっていた」ということを避けるためにも、購入後の保存まで意識したいところです。
ふかふかのりんごを完全に見抜くことはできない
ここは、りんご選びで一番大切なところかもしれません。
スーパーでりんごを見ただけで、
「これは絶対にふかふかしていない」
と判断することはできません。
同じ品種でも、収穫時期や保存期間、保存状態などによって食感が変わることがあります。
だからこそ、
「ふかふかのりんごを見抜く」ではなく、「ふかふかに当たりにくいりんごを選ぶ」
と考えるのがおすすめです。
品種を確認して、表面の状態を見て、傷やへこみが目立つものを避ける。
そして、必要であれば重さも参考にする。
このくらいのチェックでも、りんご選びの目安になります。
子どもがりんごを食べないのは「味」ではなく「食感」かも
子どもがりんごを残すと、
「りんごが嫌いなのかな?」
と思ってしまいますよね。
でも、もしかすると、りんごの味ではなく食感が苦手なのかもしれません。
わが家でも、シャキシャキしたりんごなら食べるのに、柔らかくなったりんごはあまり食べないことがあります。
そんなときは、無理に食べさせるのではなく、
「シャキシャキしたりんごを選んでみる」
という方法を試してみるのもひとつです。
りんごにはたくさんの品種があるので、子どもが「これなら食べる!」という品種を探してみるのも面白いと思います。
まとめ|「色」より「品種」と「状態」を見る
子どもがふかふかしたりんごを嫌がる場合、りんご自体が嫌いなのではなく、食感が好みに合っていない可能性があります。
シャキシャキしたりんごを選びたいときは、
- 赤りんご・青りんごだけで判断しない
- 品種を確認する
- 表面のシワを見る
- 傷やへこみを確認する
- お尻の部分を見る
- ツルの状態を見る
- 持てるなら重さも参考にする
- 購入後の保存にも気をつける
といったポイントを意識してみましょう。
特に覚えておきたいのは、
「りんごは色より品種」
ということ。
そして、見た目だけでふかふかかどうかを完全に判断することはできません。
「ふかふかのりんごを絶対に避ける」のではなく、シャキシャキした食感を楽しめそうな品種を選び、見た目の状態も確認する。
この方法なら、スーパーでりんごを何度も押して確認しなくても、子どもが食べやすいりんごを選ぶときの参考になると思います。


コメント