羊毛フェルト制作に3Dプリンターをひと工夫!棒状パーツを綺麗に作るコツ

私は羊毛フェルト制作で、あると便利なちょっとした小道具を3Dプリンターで作ることがあります。今回はその中から、棒状のパーツを作る際に使用する筒状ツールをご紹介しますね!

「え?3Dプリンターと羊毛フェルトってどう関係あるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。実はこの組み合わせが、羊毛フェルトの表現の幅をぐっと広げてくれるんです。

羊毛フェルトの「棒」作りに3Dプリンターが便利すぎる理由

羊毛フェルトで動物の脚や細い枝、杖など、棒状のパーツを作る際、手で形を整えていくのはなかなか大変ですよね。途中で太さが変わってしまったり、しっかり固まらなかったり……。

そこで私が思いついたのが、3Dプリンターで筒状のツールを作ることでした!

3Dプリンター製筒状ツールの使い方

使い方はとってもシンプル。

  1. 3Dプリンターで筒状のパーツを出力します。作りたい棒の太さや長さに合わせて、自由にデザインできるのが3Dプリンターの最大のメリット!
  2. 作った筒の中に、羊毛フェルトをぎゅっと詰めます
  3. 筒の上から、ニードルフェルト用の針でひたすら刺して固めていきます。筒がガイドになるので、均一な太さの棒が簡単に作れます。
  4. ある程度固まったら、筒から羊毛フェルトの棒を取り出します。この段階状態でも良いのですが、思ったより緩かったり、逆に固まり過ぎたり短かったりします。ここから一工夫

石鹸水でさらにしっかり!仕上げのひと手間

ニードルである程度固まったら、さらに丈夫でしっかりとした棒にするために、石鹸水を使ったウェットフェルト化をおすすめします。

  1. 筒から取り出した棒状の羊毛フェルトを、少量の石鹸水(台所用中性洗剤を薄めたものでOK)で濡らします。全体がしっとりする程度で大丈夫です。
  2. 手のひらで優しく転がすようにして、形を整えながらフェルト化を進めます。この時、均一な力を加えるのがポイントです。
  3. 希望の硬さになったら、流水で石鹸分をしっかりと洗い流し、タオルで水気をよく吸い取ってから自然乾燥させます。

この方法だと、以下のような嬉しいメリットがあるんです。

  • 均一な太さの棒が作れる: 手作業では難しい、まっすぐで均一な太さの棒が簡単に作れます。
  • 作業効率アップ: 形を整える手間が省けるため、制作時間を短縮できます。
  • 作品の幅が広がる: 細くて折れやすいパーツも強度を保って作れるようになり、表現の可能性が広がります。
  • 耐久性アップ: 石鹸水で仕上げることで、よりしっかりとした丈夫な棒になり、毛羽立ちも抑えられます。

3Dプリンターがなくても大丈夫!身近なもので代用するヒント

「3Dプリンターは持っていないけど、棒状の羊毛フェルトパーツをきれいに作りたい!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。ご安心ください!私が3Dプリンターで専用ツールを作るのは、自分の求める理想のサイズや形を自由に調整できるためですが、もちろん身近なものでも代用は可能です。

大切なのは、羊毛フェルトを詰めてニードルで刺せる「筒状」になっていること。たとえば、こんなものが使えないか試してみてください。

  • ストロー: 細い棒を作りたい時に便利です。素材が柔らかいので、あまり何度も刺すと変形する可能性はありますが、一時的に形を整えるのには使えます。
  • ペンやマーカーの蓋(キャップ): いろいろな太さがあるので、合うものが見つかるかもしれません。ただし、中に羊毛フェルトが張り付いて取り出しにくくなることもあるので、注意が必要です。

これらの代用品を使う際は、羊毛フェルトが中で詰まってしまわないよう、取り出しやすさも考慮してみてくださいね。


活用例をご紹介!

実際に私が使用している例として、マスコットの手足やしっぽで使用します。

キャラクターの胴体にしても良いですね!

3Dプリンター、意外と身近な存在かも?

「3Dプリンターなんて持っていないよ!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では比較的安価なものも増えていますし、コワーキングスペースや地域の施設で利用できる場合もあります。これを機に、3Dプリンターの世界を覗いてみるのも面白いかもしれませんね。

羊毛フェルト制作の可能性を広げてくれる3Dプリンター、そして身近な代用品も活用して、ぜひ皆さんも色々な作品作りに挑戦してみてください!

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